混浴ノクターン 下
プシュケは、ひどく赤面した。
これは決して、色恋に頬を染めたわけではない。普通にのぼせたのだ。隣にいる少女ネネル・デネヴによって。湯船の縁に肩を寄せ合って、プシュケとネネルは静かに湯けむりを眺めていた。
ふと、ネネルが湯の中で足を伸ばして、リラックスした声で言った。「ねえ、プシュケ。なんか変だよ?」プシュケはその言葉に少しドキリとしたが、あくまで平静を装う。
「え? そ、そうか…?」
プシュケはそっぽを向いたまま、胸の高鳴りを押さえようとした。
そのとき、ネネルが悪戯っぽく笑いながら、さらりと言う。
「もしかして、僕の顔に何かついてる?あ、可愛いって思ったとか?」
プシュケの顔が一瞬で真っ赤になり、しどろもどろしながら答える。
0
閲覧数: 20
文字数: 1380
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/5/20 15:40
最終編集日時: 2025/5/21 13:54
あいびぃ
初めまして、あいびぃです!
見つけてくれてありがとう♪
私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。
詳しいことは「自己紹介」にて!
まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします!
※❤︎&コメはめちゃくちゃ喜びますので、私を喜ばせたい方は是非!
私の事が嫌いな方はオススメしません。