混浴ノクターン 下

混浴ノクターン 下
プシュケは、ひどく赤面した。 これは決して、色恋に頬を染めたわけではない。普通にのぼせたのだ。隣にいる少女ネネル・デネヴによって。湯船の縁に肩を寄せ合って、プシュケとネネルは静かに湯けむりを眺めていた。 ふと、ネネルが湯の中で足を伸ばして、リラックスした声で言った。「ねえ、プシュケ。なんか変だよ?」プシュケはその言葉に少しドキリとしたが、あくまで平静を装う。 「え? そ、そうか…?」 プシュケはそっぽを向いたまま、胸の高鳴りを押さえようとした。 そのとき、ネネルが悪戯っぽく笑いながら、さらりと言う。 「もしかして、僕の顔に何かついてる?あ、可愛いって思ったとか?」 プシュケの顔が一瞬で真っ赤になり、しどろもどろしながら答える。
あいびぃ
あいびぃ
初めまして、あいびぃです! 見つけてくれてありがとう♪ 私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。 詳しいことは「自己紹介」にて! まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします! ※❤︎&コメはめちゃくちゃ喜びますので、私を喜ばせたい方は是非! 私の事が嫌いな方はオススメしません。