言葉にできない愛

言葉にできない愛
 1人歩いた帰り道を、今日は2人で歩いてる。  君の笑顔は、どんな花よりも華やかで、君の声はどんな歌よりも心地よかった。  1人だった頃はどうやって息をしていたのかさえ分からないほど、君は僕の一部になっていた。 「愛してる」そんな言葉もぼくらの前じゃちっぽけで。  2人ならどこまでも行ける。本当だったんだ。  そんな君のことも思い出さなくなってきた。  2人の最後なんてあっけないものだった。  目を合わすことなく好きだと告白した君は、真っ直ぐに僕を見つめ、別れを告げて去ってしまった。
ぽんこ
ぽんこ
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