笑顔の国

笑顔の国
あるところに笑顔の国がありました。 笑顔の国では、国民全員が常に笑顔を絶やすことがありません。 ある日、笑顔の国に旅人がやってきました。 旅人は入国審査を済ませ、国に入ります。 すると至極当然のようにその国の人々は笑顔で迎え、旅人をもてなしました。 旅人は初日こそとても心地よく過ごしていましたが、日が経つにつれ、常に笑顔である国民をどこか気味悪く感じてきます。 とうとう三日目、旅人はようやく国民に尋ねました。
雪月
雪月
気が向いたら書く。 気が向いたら消す。 近くて遠い誰かの話。