笑顔の国
あるところに笑顔の国がありました。
笑顔の国では、国民全員が常に笑顔を絶やすことがありません。
ある日、笑顔の国に旅人がやってきました。
旅人は入国審査を済ませ、国に入ります。
すると至極当然のようにその国の人々は笑顔で迎え、旅人をもてなしました。
旅人は初日こそとても心地よく過ごしていましたが、日が経つにつれ、常に笑顔である国民をどこか気味悪く感じてきます。
とうとう三日目、旅人はようやく国民に尋ねました。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2022/12/26 13:48
雪月
気が向いたら書く。
気が向いたら消す。
近くて遠い誰かの話。