売れない小説家

売れない小説家
「はぁ……。」 部屋も気分も暗い中、僕はひとつ溜息を零した。 僕は売れない小説家、最初はキラゞと輝いた目をしながらこの文学の世界に飛び込んだが、自身の作品が全く売れずにこうやって項垂れる事しか出来ない始末……。 もう辞めてしまおうか。 なんて発想が頭をよぎる、自分の夢であり、憧れの対象であったこの小説家を。僕は辞めてしまうというのか、諦めてしまうというのか。
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僕はカス野郎です。何時も誰かに支えられて生きています。