夏、終わらないで

夏、終わらないで
「透華は夏が似合うね」 縁側に腰掛けてアイスを食べる横顔に向かって呟くと、「そうかな?」と首を傾げる君。 「私、夏は嫌いだなぁ」 「なんで?」 「終わりを考えると、悲しくなるの」 「……それ、好きだからじゃないの?」 「ふふ、確かにそうかも」
御先稲荷
御先稲荷
自己満で執筆します。