空女 第四話

空女 第四話
 ドライブへ行った翌日の夜。美玲のスマホにNicoFaceの個別メッセージが入った。それは悠人からだった。 "ちょっと話したい事があるんだが、明日時間あるか?" "うん。講義が終わってからなら空いてるよ"  美玲は悠人に話があると言われて唐突に不安になった。一体何の話なのだろう。  翌日、二人は西千葉駅の前にある喫茶店で待ち合わせした。飲み物を注文して暫く悠人は無言だった。注文したコーヒーが運ばれてくる。  美玲が痺れを切らして口を開こうとした時、悠人が話し始めた。 「僕は時々記憶が無くなると話したよね」  美玲は頷いた。 「この前のドライブの時もそれがあったらしい」  美玲はあの時の事だとすぐに分かった。
よしだひろ
よしだひろ
まだ使い方もよく分かってません 童話を中心に色々書いてます 良かった点や悪かった点を率直に教えていただければと思います よろしくお願いします