140文字小説+α その187 「家宝」

 我が家は、江戸から続く由緒ある家。  そんな我が家に伝わる家宝の壺を鑑定士に見てもらうことになった。 「ふむふむ。造りはなかなかいいですが、どなたの作品ですか?」 「あの後藤田露白です」 「……誰?」  無名の作家だったの!? 「ま、待ってください。後藤田露白って、聞いたことありませんか? 江戸後期に活躍した陶芸家で……」 「すいません。1ミリも聞いたことがないです」  そんな馬鹿な。我が家に客人が来た時も、自信満々に「あの後藤田露白です」ってどや顔で言ってたんだけど?
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/11/7 23:29
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。