埋める少年

埋める少年
リックは幼い頃両親を事故で亡くしてしまった。 親戚の家に預けられだが、あまりいい扱いを受けなかった。 それでもリックは立派な人間になることを誓い。 学校に上がると同時に勉強しながら働いた。 稼いだお金の半分は、家計の足しになればと親戚に渡し、もう半分は自分の為に残した。 しかし、親戚はリックの分のお金も催促するようになり、リックは一文なしになってしまった。 そこでリックは自分の分のお金を箱に入れ、庭の土に埋めて隠すようになった。 この作戦は成功し、なんとか貯金できるようになった。 だが、リックが成長し使う持ち物が増えてくると今度は親戚は物が邪魔、物が増えるといい、リックの持ち物を捨ててしまう。 リックはお金だけでなく自分の持ち物も、庭の土に埋めて保管するようになった。
ナマコ
ナマコ
初めて小説を書きます。 読んでいただいたら大変嬉しいです☺️