コロナだってさ

コロナだってさ
何年ぶりかに熱を出した。 すごく久しぶりだった。 この三日間勉学もせずただただ布団の中で何もしない日々を過ごしていた。 風邪だからという甘えもあったのかもしれない。いや、きっと甘えていたのだろう まぁ悪くない三日間だった 学生という肩書きから解放され、病人となった私は何不自由なく、親に甘え、まるで幼少期に戻ったようだった。とてもゆっくりとした日々だった。 もうこんな日々は無いと思うと少し寂しい。 来年から私は上手く行けば上京して一人暮らしとなる身だ。 頼れるものの手から離れるのはやはり怖い。恥ずかしながら怖気付いているようだ。 今日を忘れないでいたい。
創