蟻のテレビ.k
蟻のテレビ.k
ある公園の木の下には、とある蟻の大王国が存在する。その国の蟻達は皆、知性があり、独特の言語も話せるようになっていた。しかし、この国にはあるタブーがあった。それは、この大王国の外に出ることだ。
そんな中、ある1匹の蟻が国の外に出てみたいと思っていた。なので、蟻の王様に直談判したが、「死刑にしてしまうぞ、」ただ、その言葉だけだった。仕方が無いので、こっそり抜け出す事にした。蟻の兵隊の隙間を抜け、何とか王国の外へ抜け出す事が出来た。すると外には、とても美しい空というものが広がっていた、周りを見ると、土の壁なんとものはなく、ただ、自由が広がっていた。「嗚呼、何故早くこの世界に来なかったのか」蟻は後悔をしていた。あんな小さな鳥かごに囚われていたなんて。そして、その外にはこんなにも綺麗な世界が広がっていたなんて、そうだ、家族を連れ出そう。そう思い、蟻が王国に帰ろうとしたその時、目の前に大きな、生物が現れた、蟻はその生物に踏み潰され、その死骸はコロコロ転がり大国の入口まで転がって行った。その死骸を見つけた蟻の兵隊はすぐに王様の所へ行き、報告をした。見せた途端、王様は激怒し、その蟻の家族を死刑にした。
その日の蟻のテレビには、ある蟻が王国の入口付近で事故を起こしたと、そして、その蟻の家族は入口付近で、呪われたように殺し合いをし、亡くなったと、報道されていた。王国の入口付近には、もう、誰も寄り付かなくなって行った。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/12/16 12:34
中二高二病
こんにちはー!皆読んでくれ!!