夢見ノ朝花 〜優しい温もり〜
昼時の街は、客引きが多い。
あちらこちらから美味しそうな匂いが、風に漂い鼻腔をくすぐってくる。
賑やかな人通りを、僕たちは静かに歩いた。
「……」
先程のこともあり、少し気まずくなって沈黙が生まれる。
「……何食べたい?」
少しして、リーエラが僕の顔を覗く。
「何、だろうな……」
外食なんて、したことがない。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2024/12/9 13:11
夜桜弦音
【よざくら おと】といいます。
主にファンタジー小説に力を入れております。
読んで頂けたら嬉しいです𓅫⸒⸒