9.1
死のうと思った、生きていても何が得か、分からなかったからだ。
寂れた青写真を見て、戻りたいな。なんて思ったり。
今の景色に色なんてない。云うならば、ブラウン管テレビの白黒映像のようだ。
死のうと思った、今日で何回目だろうか。
天井から吊り下げられたクレモナロープを、ただただ眺めてる。
そして薬を慣れた手つきでもぎ取り、アルコールで流す。そこから記憶を飛ばして寝る。
死のうと思った、今日こそ死ねるだろうよ。
だって後押ししてくれるんだもん。
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カテゴリー: 詩・短歌
投稿日時: 2024/9/4 5:13
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
光野 影矢
光野 影矢(こうの かげや)
短編小説として投稿してみます。
続きをよく書きます。
一話完結作品も多いです。
だいたい、経験したものを作品にしております。
あとイラストも自分で描きます。