霊能探偵 ファイル14「鏡の中の亡霊・中」

霊能探偵 ファイル14「鏡の中の亡霊・中」
 気がつくと、僕は体育館倉庫の中に閉じ込められていた。  何だ……一体何が起きた。 「お前達を鏡の中に招き入れた。もう出ることはできない」  声が聞こえてきた。  眼前に巨大な鏡が現れ、男の顔が口を開いていた。 「何だと……」 「一生をここで過ごすのだな」 「このっ……!」  僕は手で銃の形を作り、奴に向けて霊力の弾丸を発砲した。零明流霊術・蒼極砲《そうきょくほう》だ。  しかし奴の顔面に弾丸が当たったと思った途端、男の霊気は消え去り、鏡が粉々に割れただけであった。
白崎ライカ
白崎ライカ
アニメとかファンタジーが好きで、とうとう小説に手を出してしまいました。 最近はノリと勢いで詩をよく書いています! 自分の好きな時に書いてるので、 不定期投稿です。 すごい今更ですが、誤字癖があります。 どうか温かい目で見て下さると作者は喜びます! 使用しているイラストは画像生成AIで作成したものです! よろしくお願いします〜