白花の女の子(二話)

白花の女の子(二話)
あれから僕は毎日古森さんのお見舞いに行った。 そしてある日、「もう..あんたさえこんなことにならなければ!!!」そう怒鳴る古森さんのお母さんが目に入った。 病室の中に飾ってあった花の花瓶は割れて、割れたガラスの破片と水と白いお花が散らばっていた。 「何してるんですか!..落ち着いてください!!! 」僕はそう言いながら必死に止めた。 古森さんは泣きながら震えていた。 あの頃と何も変わらない。 僕は古森さんに何かしてあげられているのだろうか。ふとそう思った。 (考えてはダメだ)そう思った。 ひとまずここの片付けをしよう。 僕は淡々と散らばったもの達を片付けた。
にーとちゃん
にーとちゃん
色んな系統のかきます🥺🥺ふぉろーしてくださ