既読がつかないメッセージ
今日は定期的に行われる、高校時代の部活メンバー同士での飲み会だった。
懐かしい、と称するには顔を合わせている機会は多い。
気心も知れて飲み慣れているメンバーとあって、年甲斐もなくはしゃいで二次会まで参加した。
とはいえ、自宅では妻である彼女が待っている。
日付が変わる前に帰宅できるよう、酔いが回りきる前に切りあげた。
「おかしいな……?」
携帯電話のメッセージアプリを見てひとりごちる。
寝る前には必ずメッセージアプリを確認する彼女が、一向に俺のメッセージに既読をつけてくれないのだ。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/9/25 15:23
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
木のうろ野すゞめ
雰囲気小説を書く人です。
毎週金〜日曜日の間になにかしら書きあげていきたいです。
現在は主に「書く」「書く習慣」にて生息しております。
2025/8/16〜
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