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見せない涙。
「じゃあね。」 少し肌寒い卒園式後の夜。 眠りにつこうとしている私の頬を触りながら、お父さんはそう言った。 お父さんの手のひらよりも小さい私の頬に1滴、涙が流れた。 なぜかは分からない、お父さんの口から「じゃあね。」という言葉が出てくるのはそう珍しいことでもなかった。 お父さんがお仕事に行く時やお出かけする時に、よく言ってきた。
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カテゴリー: 詩・短歌
投稿日時: 2023/4/15 10:10
りあん