お題:試験(体験)

 試験といえばやはり大学受験であろう。  受験日の前日にホテルチケットについていたスケート滑り放題プランで遊んだのは良い思い出であるが、今回の話は別だ。  私は完璧文系で、数字は時計も読むのを苦労する感じだった。  試験は数学の先生が「これは二百点満点なんだぞ」と絶叫するくらいだった。  私は数式は、先生が黒板に書いた数式の間違いを指摘するぐらいには覚えていたが、それをどう使うのかが理解できないダメ子だった。「なんでわからないんだ」「どこからわからないんだ」という問いに答えられない子供だった。  どこがわからないかもわからないくらいに、数字と公式というものは謎だった。アルファもベータもダメだった。タンジェントなんてタンジェリン(果物)とごっちゃになるくらいだった。  そのせいか今もオメガバース設定に馴染めない。笑。
小目出鯛太郎
小目出鯛太郎
『アルファポリス』『小説家になろうムーンライトノベル』にBL書き散らかしてる。 あらすじと感想文と片付けが苦手な生物です。