日記みたいな物 (4)
私は大勢の人前と改まった場面での発言にどうも人より緊張しやすいらしい。
物心がついた時からこの緊張感に勝てた日がない。周りはいずれよくなるからと私に言っていたけれど、そして私もそうだと信じていたけれどよくなるどころか悪化する一方だ。初めは物凄い緊張感によって声が小さくなったり頭が真っ白になる症状がほとんどだった。だが今は声は前より張れるようになったが、手足の震え、後半になるにつれての急激な滑舌の悪さ、といった症状も目立ってきた。周りの目もそろそろ冷たくなってきている。私は今のところ受けたことがないので病気と診断はされていない。だけれど、グレーゾーンにはいると思う。私と近い周りの人達のなんとなく勘づいているような扱いをする時がある。その扱いをされた時が怖い。
『普通にすればいいの。緊張なんて
しなくていいから。』
うんざりするほど聞いた言葉だとしても何回だって傷つく。その普通が私には一生かかっても無理だと気持ちが沈んでしまうのだ。そして同時に私はきっと普通にできると、まだ病気とまでは思っていないんだなと安心してしまう瞬間でもある。
私だってみんなと同じがいい。
1
閲覧数: 21
文字数: 487
カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2021/11/20 17:32
最終編集日時: 2021/11/20 17:36
Mgg
多分生きづらい人