飴
美術の時間絵の具を使う授業をしてた 書いてる途中誰かが僕に言ったんだ 「この色飴玉みたい」 僕の持ってた筆は奪われ 口の前に差し出された。 「舐めてみろよ」 そう言うとわまりの人たちも笑った 僕は抗わず目の前に差し出された 飴玉を舐めた。抗わない方が痛くされないと分かってたから
文月 楓
文月 楓