彼女が欲しいと何度も呟く君に、私はひとつの言葉を零す。 「じゃあ私と付き合ってみる?」  ほら、びっくりした。私がそう言うなんて想像もしていない。知ってた。わかってた。私はあなたの対象外。いくら頑張っても私のことなんて見てくれない。それでも無性に腹が立って言ってしまった。ああ、なんと断られるのだろうか。
未夢
未夢
はじめまして、未夢(みゆ)と申します。見てくださってありがとうございます。少しでも何か響くような文章を書けるようになりたいです。Twitterは鍵垢な上、適当なイラスト(それも低浮上)しかあげてないのでフォロー推奨しません。 好きを大事にしたいです。