綺麗な世界を見せたくて
魔王を討ち倒し、長く続いた旅が終わった。
かつて数多の村や国を襲い、人々の希望を喰らった魔王は、勇者たちの手によって沈黙した。
だが、その勝利の実感は不思議なほど静かだった。王都へ戻る前の一日を使って、勇者一行は森の中の小さな広場で野営をとることにした。
火を囲んで、仲間たちは談笑していた。
「帰ったらまずは風呂だな!ぜってぇに背中の泥、根まで落とす」
ごつい剣士が火に薪をくべながら笑う。
0
閲覧数: 157
文字数: 2501
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/5/12 15:40
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
にゃの桜
本が好きで自分でも小説を書けるかなと思いアプリを入れました!
上手な事関係なく、楽しくやって行けたらと思っています!