140文字小説+α その150 「怖い夢」

「パパ……、一緒に寝ていい?」  深夜に息子が寝室を訪れて、そう言った。  目に涙が溜まっている。怖い夢でも見たのだろう。 「いいぞ、こっちにおいで」  息子は、おずおずとベッドに入る。 「そんなに怖い夢見たのか?」 「……鼻毛が物凄く伸びる夢」 「そ、そんなに怖かったのか?」 「うん、ずっとずっと伸びていって、学校まで伸びていった……」
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。