ボツになったものを供養します
※これはボツにした話です。展開に困り打ち切りにしてしまったので途中でブツっと途切れています。
遠くのどこかから何かの通知音のようなものが聞こえて来る。何かと気になって私は後ろを振り返ったりしてみるが、ここはいつも通りのアパートの一室。しかもどの方向を向いても音の大きさが変わることはなく、単調なその音は終わりのないようにずっと繰り返されている。それにこのアパートは閑静な住宅街の端にあり、こんな真夜中に工事が始まったということもありえない。
その音が聞こえ始めてから一時間ほどが経っただろうか。その音に神経質になりすぎているのかもしれないが、さっきよりも大きく聞こえる。しかし明日はデートの予定があり今日は早いうちに寝たい。なにより本命の相手なのだ。それなのに今はその人よりもこの音の方が気になる。お気に入りの曲をかけてもみるが、その音が曲に覆い被さるようにして耳には変わらずその音が入ってくる。
単調な音に起こされながら私はなんとしてでも寝ようと布団を被り、手で耳を抑える。しかしおかしなことに、耳を塞いでいるのに音は全く変わらない。さらに力を込めるが今まで通りどこからか音が聞こえる。私はパニックになりかけながらもSNSを開き助けを求めようとした。だが驚くことに、タイムラインはすでに謎の音に関する投稿で溢れかえっていた。本当ならこの音が聞こえるのは私だけではないと分かって安心するのだろうが、今はなぜか恐怖を感じる。投稿をざっと見たところ、宇宙人からの交信だとかどこかの国の軍事技術で、衛星を使い直接人体を攻撃してるとか——
その時、一つの投稿が私の目に留まる。もちろんその内容も例の音に関することだったが、
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文字数: 713
カテゴリー: SF
投稿日時: 2026/3/26 13:11
エーテル (短編・SS)
SF・別世界などちょっと独特な感じのショートショートをメインで書きます。
(全然別ジャンルも書くかも)
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