日記

日記
「今日も何も無い1日だった。」 私はそう日記に記し、日記を閉じた。毎日書かなければいけない日記は、毎日同じようなことを書き続けていた。今日は眠いので寝よう。 翌日、いつもの日記に変化があった。私も日記に書くぐらいの身近なニュースがあったのだ。 そのニュースはあまりにも変だった。どうやらこの世には書いたことと正反対のことが起きる日記があるようだった。第1発見者はその日記が突如そうなったと話したそうだ。このニュースは実に興味深い。同じ様に毎日日記を書いている私にとっては身近なニュースだった。その発見者が書いた日記には、「今日も身近な殺人がなくてよかった。これで安心して眠れそうだ。」と書いてあったらしい。翌日、身近な殺人があり、眠れなくなったなどのことがあったらしい。 私は今日の日記にはこう書いた。「今日も眠かった。今日は殺人があったらしい。明日は忙しいので、早く寝よう。」と。 翌朝、今日の用事が全て行えなくなったと知らせが入っていた。だから全く忙しくなくて暇だった。殺人も何も無く、平和な一日だった。私はあることに気づき、今日の日記にはこう書いた。「今日も忙しかった。仕事の上司が殺されなくて良かった。明日は遅く寝よう。」と。その日記を書き終えた頃、何時もより何故か遅い時間になっていた。 翌朝目覚めると、緊急事態が起きていたことを知らされた。どうやら上司が死んでしまったらしい。すごく残念だった。悲しんだ。その日は日記を書かず、早く寝た。 そのような一日をずっと過ごしていた。部下が死ななくてよかったとかそういう内容を書いた日記のページはもうなかった。新しい日記を買おうか迷ったが、辞めておいた。 何故なら此お芝居には飽き飽きしたからだ。
海
ご覧頂きありがとうございます 結構病みやすい性格をしていますが仲良くしていただけると嬉しいです 空白が多くて申し訳ないです。