自分を曲げる理由はない

 雨は容赦なく降り続けていた。  行き交う人たちは皆、傘の下で足早に通り過ぎていく。  その中で、私だけが雨をまとって歩いていた。  スーツは重く、髪から落ちる雫が頬を伝う。涙なのか雨なのか、自分でももうわからない。  ふとショーウィンドウに映る自分を見て、思わず笑った。
澪苺莉【みおり】
澪苺莉【みおり】
初めまして!みおりと申します。あなたの生活の中にキュンとした恋と出会えますように❤︎そんな小説をお届けしていきたいです!