第四話

第四話
 あれから数ヶ月。夏になるまで広報活動を続けたところ、新しく二人が加入した。  圭太は二十二歳の大学四年生で、一橋大学の社会学部。容姿は冴えないが時間と知能だけは持て余していて、この組織にうってつけだ。  義隆は四十七歳の男で、このサークルの公式エックスに連絡をしてきた。ハットを被り、オーバーサイズのよれたシミだらけのシャツで痩せた貧相な体を包み隠している。  しかし、この辺りで陽太郎はこの変な雰囲気についていけず、サークルを引退した。  秦野は考えた。初期構想の十人、それは旅をするには多すぎる。
みかん
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