年の瀬と2匹のわるい狼さん
12月30日。
大晦日を控えたその夜、姫華はいつもは行かないバーでひとり、お酒を嗜んでいた。
さっきからカクテルを2杯、ハイボールを3杯飲んだせいで、結構酔いが回ってきている。
仕事納めだし、たまにはいいよね。
目の前で甲斐甲斐しく手を動かす店員に目をつける。
薬指に指輪が光っているのを見て、少し落胆した。
このバーに来たのは他でもない、声掛け待ち。もしくは、その逆。
この辺りは繁華街も近いからか、『そういう雰囲気』が濃い。姫華は少し期待してきていたのだが…
「私にそんな度胸ないよー…」
ため息混じりに呟いた。元々行動力がそんなにある訳でもない、寧ろ生まれてから24年間引っ込み思案の自分が逆に声をかけるなんてできっこない。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/12/29 0:09
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
葉山 林檎
投稿は不定期。
ここは官能小説の書き場所とします。