『結末』

 僕は今日も罪悪感に苛まれながら眠りにつく。自己嫌悪が止まらない日々。昔のこと、今のこと、未来のこと。考えると動悸がして、とても苦しくなる。  朝起きるとカラスと小鳥の鳴き声、そして蝉の鳴き声。僕の泣き声は誰にも訊いてもらえないのにいいなぁ。  朝はお腹が空かないからご飯は食べない。今日も何もすることがない。毎日暇で暇で仕方がない。でも、何もする時間が長いと色々と考えてしまう。例えば自分のこと、世界のこと、生活のこと、嫌なこと。楽しかったことなんてほとんど思い出せないし、楽しかったことよりも、楽しくなかったことの方が鮮明に覚えてる。こんな自分が本当に嫌。  毎日何をしようか考えて、結局何もすることがなくて考えてしまう。僕はきっと過去の自分に呪われてるんだ。そういうことも時々考えたりする。  僕の趣味は音楽を聴くこと。一年前ぐらい前に適当に再生した曲にハマり、それから色んな曲を聴くようになった。  でも僕が聴く曲は大体明るい曲ではなくて、どちらかといえば暗い曲が多い。自分に当てはめて聴いたりするのが癖で、たまに曲を聴いていると苦しくて泣きそうになることがある。  昨日夢を見た。それは僕がバンドマンになった話だった。  メンバーとライブをして、バンドマンの僕は楽しそうだった。それに比べて現実の僕はクマも酷くて、髪の毛もボサボサで、家からも出れていない。現実の僕にバンドマンなんて似合わない。でも、夢の中の僕は幸せそうだったな。もし、何か違っていれば、僕もそこにいたのかもしれない。
はなまる。
「自分の書いたものを誰かに読んでもらいたい」そういう思いから始めました。