影と狐の旅路
一ヶ月程引き篭って、ふと外の空気を吸いたくなった。
久々に玄関の引き戸を開けた。
晩秋の朝、冷えた空気、目の前に佇む一人の人外。
「あー…、どちら様?」
此方から声を掛けると、ピタリと静止していた体が動き出し、言葉を発した。
「ご主人様を知りませんか」
唐突な質問に言葉の意味が上手く飲み込めず、暫く頭の中で反芻していた。
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文字数: 1369
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2024/7/27 12:25
最終編集日時: 2024/8/22 7:30
百合水仙
美しい語彙力が欲しい。
かなりの気分投稿ですが、良ければ見ていってください!
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