とある日の備忘録
私は満員電車が嫌いで、帰り道も嫌いです。
帰り道よりかは、向かう道が好きなのです。
そんなことを言うとみんなに驚かれます。
全てが終わって帰路につくのが幸せなんだと。
でも、帰り道は頭やお腹や肩がずしんと重くないですか。
一日のうちに私というカラダに溜まっていった周りの人の言葉や、大学の講義で聞いた教授の話、恋人からのメッセージ。そんなものたちが、アタマにぎゅうぎゅうに詰め込まれて、行き場を失ったそれらが徐々にアタマから肩へ、お腹へ、流れ込んできます。
こんなにも言葉と感情で溢れかえっているのに、孤独を感じるのが辛いのです。
1
閲覧数: 75
文字数: 265
カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/4/29 16:18
せい