藍色の空の下、月を見て君を思う

藍色の空の下、月を見て君を思う
こんなに都心から離れた小さな駅近くのアパートからでも、東京の空では星が見えない。 けれど、雲に少し隠れながら、月だけはそこに居た。 大学進学の為、上京して一年。 バイトや一人暮らしにも慣れ、大学でもそれなりに話しが出来る友達ができた。 上京前、高校は違ったけれど、同じ塾に好きな人がいた。
徳永
徳永
何故だか分からないけど、いつの間にか文章を書いてしまう病の大人。少し暗めの短編多め。