第六章 光の勉強

第六章 光の勉強
雪は出発する前に、光が通う小学校に電話を入れた。 「はじめまして。光の母親の雪と申します」 「はじめまして、雪さん。どうかされましたか?」 電話に出たのは光の担任教師だった。 「実は、娘の調子が最近良くなくて、3ヶ月ほど休まさせてください。」 「分かりました。校長にお伝えしておきます。お大事になさってください。」 「ありがとうございます。」 雪は電話を切った後、光や草平と共に必要になりそうな物を鞄に詰め込み、雨の運転する車に乗り込んだ。 3時間後。4人は雪と雨が昔暮らした家に辿り着いた。その家にはまだ雪と雨の母、花が住んでいる。花は4人を笑顔で出迎えてくれた。今日はもう夕方になっていたので、光におおかみとしての生き方を学ばせるのは明日の朝からにした。
エヴァンゲリオン
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