雪
 私は雪が好きだ。 綺麗なのに冷たい、不思議な結晶。 切ないにおい。痛いほど冷たい空気。 おとぎ話みたいな雪景色に、ずっと憧れている。 ある朝、いつもの時間に目が覚めた。 「さむ…」 思わず声が漏れるほどの寒さだった。白いカーテンを開けると、あたり一面が真っ白に染まっていた。 「あ…雪だ」
しずき
しずき
初めまして、最近小説を書き始めたものです