人間

目の前には人間がいた。 私たちとは似ても似つかぬ姿をしていた。 不思議な色の肌、色んな色の瞳、高い鼻を持つ奴もいれば低い鼻を持つ奴もいた。 中でも一番びっくりしたのは、言語だ。 私たちの知らない言葉で、私たちに話しかけてきたのだ。 ところどころ、私たちの知ってる単語が聞こえたりした。 「チキュウ」だとか、「ユメ」だとか。 「シンリャク」と聞いた時は驚いたな。 この人達は大丈夫なのだろうか? 色々と不安や疑問は残るが、コンタクトをとってみることにした。
鬼火丸
鬼火丸