第6話

 ――朱里、誰がなんと言おうと、朱里は自慢の子だ。  お父さん。  あたし、そんなにいい子じゃないんだよ。  本当は、一人が嫌で、つらくて。  だから、あたしは、突然いなくなったお父さんを恨んだ。  怖くて、不安で。だから、恨んだ。    でも、お父さんは、もっとつらい思いをしてたんだね。  ごめん、お父さん。
nonnki
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詩を書く人間です。小説もたまに書くかもしれません。 よろしくお願いします🙇‍♀️