秒速のマフラー
となりの少女がいっていた
日常が非日常にかわるのは、まばたきよりもずっと早いと。
その日は当たり前のようにはれていて、わたしと彼女は遊園地にいた。彼女の青いマフラーは、目にあかるかった。
彼女は赤が好きだった。とくべつそれが好きというわけではないけれど、書くことがないから間に合わせでプロフィールの好きな物欄に書くというような度合いではなかった。
彼女は赤に支配されていた。
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2023/12/29 10:23
公文
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