マッスル忍者・爆炎の段

闇夜、漆黒の山中を、一筋の巨影が駆ける。 草木が唸る。岩が軋む。猿が逃げ、鹿が平伏す。 山を割るほどの太腿。雷鳴のような息遣い。額に巻かれた鉢巻きが、筋肉の隆起に破れかけていた。 「任務、完遂まで──あと七万歩!」 叫ぶその男の名は──
きんにくやろう
筋肉が好き、おバカなコメディが好き、私は私の作品が好き