青夏
高校3年生の夏。
受験勉強の時期で疲れていた僕は親友と息抜きに公園に来ていた。
小学生らしき子供たちが鬼ごっこをしているようだ。
「炎天下でよくあんなにはしゃげるよなぁ」
親友がつぶやいた。
確かに気温は30度以上ある。こんな日にはしゃいで熱中症になったりしたら笑えたもんじゃない。
「てかさっきから水の音が聞こえるんだが?」
友人がつぶやいた。確かに聞こえる。
ずいぶん前から音が響いていたからか僕には何も聞こえなかった。
音がなっている方に視線を送ると、閉め忘れた水飲み場の蛇口から日光にさらされた水が輝き溢れている。その光景は妙に懐かしい感じがした。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/9/17 15:18
最終編集日時: 2024/9/23 7:04
凪(なぎ)
趣味で色々なものを書いて投稿しています。
多少日本語に難があります。読んでいる途中に違和感を感じましたら遠慮せず教えてください