神様の花嫁2
好奇心に負けた私は、人の言葉を話すヘビの後ろについて行くことにした。落ち葉の積もった山をかき分けながら、嫁を探すヘビに会いに行く。
「お嬢さんのことについて、教えていただけませんかな。」
自己紹介を促された私は、まだ自分について何も話していないことに気づいた。
「私は…相澤明美です。22歳の、大学四年生です。」
「明美様ですか。明美様は、どのような男性が好みですかな。」
「えっと…。」
急に男性の好みを聞かれて、たじろぐ。
女子同士でこんな会話になることがよくあるが、返答に困る。男性と付き合ったことがない自分にとって、好きなタイプなどよくわからないからだ。
「優しい人…ですかね。」
これ以外に浮かばない。
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2024/8/14 14:02
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
かづき
気ままに書いていきます!