翡翠の笑顔
「まじでお前のそういうところ本当に嫌い」
それは、秋を感じ始めるような肌寒いある夜の日のことだった。
2人で歩く自宅までの帰り道。
道端にポツポツと建つ電柱の灯りのみが、行く先を照らす帰り道。
そんな静かで暗い夜の中に、ドボンと岩を投じるように、紫音は言葉を吐き出した。
「いつもヘラヘラふざけてばっか」
「少しは、人の気持ちも考えろよ……!」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2024/10/24 7:24
なみだくん
『泣きながら生まれてきたんだから、最後は笑って終わりたい』