絶望の境地

絶望の境地
授業が終わり、帰りの時間になった。私は、荷物をまとめて足早に教室を去った。教室に居づらかったからだ。学年が上がって、二学期に入った今でも私は無視や嫌がらせを受けている。主犯はもちろん、香彗・心・冬の三人。三人とは、クラスは離れたものの、冬がついたウソにより、学年中に広まってしまった。 そして、どんどん私の居場所は無くなった。 昇降口にもうすぐ着くというところで、香彗たちが、そこでおしゃべりしているのに気づき、靴を履きに行けなかった。 「部室に居させてもらおう…」 私はそう思って、私が所属している部活−文芸部の部室まで走った。 「瑠璃先輩!お久しぶりです!」 「また遊びに来てくれたんですね!嬉しい!」 部室に入るなり、そこにいた二人の男子生徒から声をかけられた。
眠りの森のリグル𓂃🥀𓈒𓏸
眠りの森のリグル𓂃🥀𓈒𓏸
物語を考えるのが好きな人間です!今まではノートなどに書いていましたが、最近は書いていませんでした。今回は、久しぶりに小説を書こうと思って、このアカウントを作りました✌️ 💟『「愛」を知らないヒヤシンスがアネモネに「愛」を与えられた話』を現在執筆中です。