手のひらの雪片

手のひらの雪片
「好き」ってなんだろう。 夏樹は、気弱でひとりぼっちな僕を救ってくれた。中学一年の冬、僕をいじめていた男の子達を殴って、校長先生沙汰になった時、夏樹は僕にこう言った。 「俺は、お前のヒーローだ!!…だから、何でも俺に言えよ…? 約束な!!」 僕は、ただ頷くことしかできなかった。
羽美
羽美
学生です。 主に創作BLを書いています。 いいね、コメントお待ちしております。 フォロバもさせて頂きます!