小説に直せない夢の話
泣いていたらしい。
夢に出てきたのは、去年亡くなった祖父だった。
祖父は私が生まれた時にはすでに認知症を患っていて、
生涯一度も、私の名前を呼んだことはなかった。
祖父との確かな思い出は、ひとつだけしかない。
あれは私が小学生の頃、熱を出して学校を休んだ日のことだ。
祖母も両親も仕事で家を空け、弟は保育園。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/11/29 1:14
かつらな
現役女子高生、17歳。
かすかな痛みと夢の残り香を言葉に変えて、生きている証を綴る。