贅沢
南方に、或大富豪が暮らしていた。
彼は、その明晰な頭脳と豪運の為に、膨大な資産の持ち主でいて、
それは、残りの人生をどれだけ豪勢に、無駄に金を使っても
手に持ちきれぬ程であった。今までも何十年と、一通りの
豪華な暮らしと絢爛な装飾物で金を費やしてきたが、
それでも総資産の百分の一に届くかどうかであった。
彼にとって、金の使い道を探すのが唯一の悩みであった。
なぜならば、もはや彼にとって高価なものに感じる
価値というのは、すでにありきたりなものであって、
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/11/25 0:43
後川
書きたいときに書くので、1,2ヶ月に2本程度しか書けません。フォローしてくださる方、ありがとうございます