適応
ある惑星に、知的生命体が住んでいた。争いもなく、調和の取れた文明であった。ある時突然、巨大な機械仕掛けの神殿のような、大きなものが降りてきた。
「キィィィィン」
生物の聴力を超えるような音に対して、情報が含まれるとはわかるが
理解はできない。
…ー言語適応完了ー…
機械はそう呟いた。
「コノ惑星ニ改良ヲ加エマス」
その時から空気は少し毒性を持つものに変化した。
知的生命体の多くが死んだ。だが、わずかに耐えた者たちは苦しみながらも
子孫を残し、その子孫は少しずつ毒に適応していった。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/6/10 6:17
Ramune_Cider
今日も頑張ったね。
2023.5.18 start
2周年。