現代侍 最終章 其の21

現代侍 最終章 其の21
それは、現代からおよそ四〇〇年前のお話。 かつて悪鬼と呼ばれた少年は、幾千の死闘を経て、天下にその名を轟かせた。 生まれ名は新免武蔵(しんめんたけぞう)。 その後改(あらため)、宮本武蔵(みやもとむさし)と名乗るその侍は、純粋に己が力のみを求め、その真髄へと辿り着く━━━。 類まれなる感覚と恵まれた体躯を持って生まれた少年は、まるで童の戯れのように、真剣を振るい、返り血を浴びて育つ。 己を拾い育ててくれた義父から離れ、型破りな師から遊戯ではない剣術を学び、男は他に比肩なき天下に轟く侍となった。 佐々木小次郎と名乗るその侍は、師からの流派、『巌流(がんりゅう)』を背負い、強者を求める。 一つの時代に現れた、二振りの最強の矛。
P.N.恋スル兎
P.N.恋スル兎
嫌なことは嫌々やれ。 好きなことは好きにやれ。 名前は、兎年から始めたのと、DoDが好きなのと、ポルノグラフィティが好きなのでそこから取ってます。