僕の形を知らない君へ

僕の形を知らない君へ
“ごめんね” 君は涙を流しながら僕に何かをたくすように口を動かした。 僕は君に何を残せたのだろう。僕は一度も君の笑い声を聞くことは出来ないけれど…… 僕は君にどんな声を残せただろう。 僕なんかが愛されてはいけないんだ。僕のような無力な人間は。 人前に立ってはいけなかった。 特別を当たり前に思ったこと、君に一生届かない声を出し続けたこと、迷惑をかけてしまっまた事……
蘭
「らん」じゃなくて『あららぎ』だよ☆ 学生。 沢山の解き方をできるような物語を書いてます。 4/11