空白のトナリ【三分で読めるショートストーリー】

空白のトナリ【三分で読めるショートストーリー】
「ん……」 薄く開いた視界の先、ぼやけて見えていた世界が徐々にはっきりとしていく。見慣れない壁。壁を照らすピンク色のムーディなライト。ライトの反対側、カーテンの隙間から差し込む一筋の陽光。その光景に、私の頭は一瞬真っ白になった。 「え……ここ……」 横たえていた身体を起こす。かかっていた布団が身体が滑り落ちる。冷えた空気が肌に触れ、そこでようやく自分が衣服を身にまとっていないことに気がつく。 同時に、頭が一気に覚醒した。 「あ、そっか。昨日……」
ヤミイロミヅキ
ヤミイロミヅキ
「ダーク」をメインテーマに創作しています。狂愛/仮面/切なさ/悲哀/病み/孤独/メリバ。日常のほの暗さから、涙するほどの大きな闇まで。あなたのお好きなヤミイロ話を見つけてね。リクエストも受付中。