深夜バス

深夜0時を少し過ぎたバスターミナル。 帰り道にするはずだった階段を降りかけたとき、ふと視界に黒い影が差した。 長い黒髪。 淡い街灯に透ける横顔。 知らない人――そのはずなのに、胸の奥を掴まれたように息が止まる。 気づけば、足がそのあとを追っていた。 理由なんてない。
皇 琉叶
皇 琉叶
とにかく適当に書いてます。なので気楽に暇つぶし程度に呼んでくれれば幸い!!そしてひとつだけわかってて欲しいのは僕の書く作品は全てフィクションであり実際の感情とは全く関係ないです。ただ僕が得意な分野なだけです。