once upon a time

住宅地をかき分けなおも歩き続ける 川沿いから見えた空は 朝焼けなのか夕焼けなのか コバルトブルーから藍色へのグラデーション 浮かぶ肋骨のような雲 眩い光がその輪郭を克明にする 国道を行き交う車は僕らの時間を置き去りに互いの目的地へ 君は僕を振り返らずに空に見惚れてる これまでやこれからを憂うことなく 僕らは一緒になることを許されない
ねも